何度も妊娠が分かり、そのたびに別れを経験してきた36歳の母親が、息子の1歳の誕生日を迎えます。本人によると、約10年間に経験した流産は少なくとも20回。生まれた後に見送った子どももいました。

ようやく息子を抱くことができたのは、2025年10月1日です。そこに至るまでには、治療を休みたいと夫に伝えた時期も、妊娠を喜ぶことさえ怖くなった時期もありました。

原因が分からず、治療を休みたいと思ったことも

米『PEOPLE』によると、米イリノイ州に暮らすラニム・ハダッドさん(36)は、夫フアドさんとの結婚から約7カ月後、2015年2月に妊娠が分かりました。しかし、その妊娠は流産に終わります。

その後も妊娠と喪失を繰り返しましたが、検査を受けても原因は分かりませんでした。

2018年には体外受精に進みましたが、最初の胚移植後は妊娠9週で流産し、次の移植も実りませんでした。心身ともに疲れたラニムさんは、夫に長い休みが必要だと伝えたといいます。

2人の子どもを見送り、喜ぶことが怖くなった

2020年には自然妊娠し、初めて赤ちゃんの心拍を確認できました。女の子に「ミラクル」と名付けましたが、妊娠18週を過ぎた頃に破水し、娘を失いました。その後に生まれた息子サミュエルも、出生から数時間後に亡くなりました。

2025年2月、再び妊娠が分かると、ラニムさんは専門医のもとで慎重に経過を見てもらいました。それでも、順調だと告げられるたびに安心できたわけではありません。

喜べば喜ぶほど、何か起きたときの落胆が大きくなる。過去の経験から、そんな怖さを抱えていたそうです。

息子が1歳に「ひとりではないと伝えたい」

画像: 出典:Ranim Haddad/Instagram

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2025年10月1日、息子エマニュエルくんが誕生しました。泣き声を聞き、腕に抱けた瞬間は、夢のように感じたといいます。

そして2026年10月1日、エマニュエルくんは1歳になります。繰り返した流産の原因は、今も明らかになっていません。

ラニムさんは、喪失を経験するたびに孤立し、誰にも話したくないと感じていたそうです。今は、誰かの体験を聞いたり、支えを求めたりできていれば助けになったかもしれないと振り返っています。

自身の歩みを公にしたのは、同じような経験をしている人に「ひとりではない」と伝えたいからです。

Photo:Magnific

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