人気俳優が40歳のころ、突然体に異変が起きます。歩けなくなるだけでなく、話すことも文字を読み書きすることもできなくなったといいます。診断名は、最後までつかないまま。それまで当たり前にできていたことを最初から学び直し、元の生活に戻るまでにかかったのは約4年半。その間、家庭はどうなっていたのでしょうか。
突然、脳と体が切り離された
この経験を明かしたのは、90年代の人気ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』で知られる俳優、ブライアン・オースティン・グリーンです。
ブライアンはポッドキャスト番組『Really Famous』に対し、「突然、神経に何かが起きて、脳卒中のような症状が出た」と振り返りました。
原因としては、食生活による体内の炎症と精神的ストレス、物事にうまく対処できていなかったことだと考えられていたそうです。「脳と体は、完全に切り離されてしまった」と彼は語りました。
失われた自分という人間
「要するに、それまでの自分は、存在しなくなっていた」と話すブライアン。
ミュージシャンとして、俳優として、そして一人の人間として、自分が何者なのかをもう一度見つけなければならなかったと語り、「これは、自分自身を作り直さなければならないってことなのか、という感じだった」と話しました。
2023年には別のポッドキャスト番組で、当時の歩き方について「90歳の男性のように、足を引きずるところまでいった」と振り返っています。
収入も家事も、すべて支えていた妻

家庭を支えていたのは当時の妻。映画『トランスフォーマー』などで知られる女優、ミーガン・フォックスです。2人には3人の子どもがいました。
ブライアンはミーガンのことをこう明かしました。「彼女はそばにいてくれた。お金を稼ぐことも家事も、すべて彼女ひとりが背負っていた。僕は何もできなかったから」。
「それがある時点で関係を壊すことになったんだと思う。あまりに重くなりすぎたんだ」。2人は15年近くを一緒に過ごした後、2020年に結婚生活に終止符を打ちました。
Photo:Aflo

