公開から15年。今も愛され続けるアメリカのラブコメディ映画の監督2人が、当時20代前半だった人気女優のオーディションを振り返りました。同じ役を狙った実力派は何人もいたなか、決め手になったのは、彼女がとっさに放ったひと言でした。
相手役が入ってきた途端に変わった空気
話題になっているのは、2011年公開の名作映画『ラブ・アゲイン』。離婚に直面した夫婦をスティーヴ・カレルとジュリアン・ムーアが演じた作品です。
監督のグレン・フィカーラとジョン・レクアが、米Peopleの取材に当時を明かしました。
ハンナ役の候補に挙がっていたのが、現在37歳のエマ・ストーン。当時ニューヨークに住んでいたエマとはなかなか日程が合わず、オーディションにこぎつけるまでが大変だったといいます。
相手役のライアン・ゴズリングと掛け合いを演じる読み合わせは、丸一日かけて行われました。実力のある女優が次々と部屋に入りましたが、ライアンが姿を見せると、その多くが少し萎縮してしまったそうです。

言い間違えた相手に放った、たった一言
そこへ現れたのがエマでした。相手役のライアンがセリフを噛んだ瞬間、エマは笑顔でこう切り返しました。
「最高。すごく上手にできてる」
失敗をその場で笑いに変えたエマを見て、監督たちは「もう決まりだ。この人しかいない」と確信しました。
即興から生まれた名場面
2人がベッドで語り合う場面も、多くが即興から生まれたものでした。監督たちはカメラを回したまま、何時間も2人の時間を撮り続けたといいます。
「役ではなく、ライアンとエマのままでいてほしかったんです」とレクア監督。編集室で最初につないだ映像が、ほぼそのまま本編になりました。
2人はこの作品をきっかけに、『L.A. ギャング ストーリー』『ラ・ラ・ランド』とあわせて3本で共演。オーディションで放った何気ないひと言が、15年続く名コンビの出発点になりました。
Photo:Aflo

