長く愛される作品には、時にさまざまな物語が重ねられます。しかし、その言葉が作品の裏側で生きた人々の存在を見えにくくしてしまうこともあります。
人気ドラマ『Glee/グリー』をめぐり、「Gleeの呪い」という表現について、出演者のケヴィン・マクヘイルが自身の考えを示しました。
“呪い”という言葉への違和感
ケヴィンは自身のX(旧Twitter)で、「呪い」や「犠牲」といった言葉で実在した人物の死を語る風潮に疑問を呈しました。
投稿では作品名や亡くなった共演者の名前を直接挙げていませんでしたが、『Glee』をめぐる過去の出来事への反応とみられています。
『Glee』では、フィン・ハドソン役のコーリー・モンテースが2013年、ノア・パック役のマーク・サリングが2018年、サンタナ・ロペス役のナヤ・リヴェラが2020年に死去。こうした悲劇が重なったことで、「Gleeの呪い」という表現が広まりました。

作品ではなく、大切な仲間として向き合う
しかし、出演者たちにとって、亡くなった仲間たちは単なる言葉で語られる存在ではありません。長い時間を共に過ごし、作品を作り上げた大切な仲間でした。
ケヴィンの発言は、悲劇をひとつの言葉でまとめるのではなく、一人ひとりの人生や思いに目を向ける大切さを伝えるものとなっています。
現在、ケヴィンはジェナ・アウシュコウィッツとともに、『Glee』を振り返るポッドキャスト「And That's What You Really Missed」を配信しています。
多くの人に愛された作品だからこそ、その周囲で起きた出来事も長く語られてきました。今回の発言は、『Glee』という作品だけでなく、そこに関わった人々への向き合い方を改めて考えさせるものとなっています。
Photo:Aflo

