夫の一言
それでも懲りない義母は、今度は娘のテレビ視聴を見張り、ニュース番組がCMに入ったとたんに「ほら! 消しなさい!」と娘に怒鳴りました。
そこで夫が「いい加減にしてくれ」と声を上げたのです。「テレビ見たらバカになるってソースは? エビデンスある?」と問い詰め、「俺はテレビばっか見てたけど国立大卒だよね? 観てもよくね?」と一蹴。
義母は大好きな息子からのド正論に言葉を失い、立ち尽くしています。それを見た娘は「パパ、おばあちゃんは私のためを思って言ってくれてるから」と言い、「おばあちゃんもパパもありがとう」と告げ、場は収まりました。
大切なのはバランス
それ以来、義母はテレビに関して口を出さなくなりました。娘はニュースを見たり、息抜きに娯楽番組も自由に楽しみながら、第一志望校に合格。過干渉に振り回されることなく、自分のペースを守り抜いたのです。
義母の心配は愛情の裏返しだったのでしょう。テレビだけを見ていたら合格することも無かったかもしれません。しかし、娘は勉強と息抜きのバランスを上手にとり、自分の夢を叶えたのです。
育児はつい口出ししたくなるものです。それは愛情から。我が子が痛い目を見ないように、傷つかないように、将来困らないようにと。しかし本当に大切なのは、我が子が痛い目を見たり傷ついたりした時に、寄り添うことなのかもしれません。
【体験者:40代・パート勤務、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。