これは出産後の友人から聞いた話です。「育休を取りたい」という友人の夫。けれど友人は、どうしても素直に喜べなかったそうです。むしろ心の中では、「お願いだから、今のままなら取らないで」とまで感じていたとか……その理由とは?
翌日の夜
「俺、戦力になりきれてなかったね。ごめん」少し気まずそうにそう言った夫は、自分がまだ“育児を手伝う”感覚でいたことに気づいたようでした。
そこから夫の行動はみるみる変わっていきました。哺乳瓶の消毒方法を覚え、ミルクや睡眠時間を記録する共有アプリを自らダウンロード。おむつが少なくなれば自分で判断して追加購入。予防接種の日程はGoogleカレンダーに入力。
以前のように「何したらいい?」と聞くのではなく、自分で状況を見て動くようになってくれたのです。
やっぱり育休……
「最近、“もう一人大人がいる”感じになってきたね〜」と話すと、顔をくしゃくしゃにして喜ぶ夫。その姿を見て、私もつい笑顔がこぼれます。そして気づけば、以前とは真逆のことを考えていました。
「やっぱり育休、取ってほしいな」私にとって、育児で欲しいのはただ手を貸してくれる人ではなく、一緒に考え、当事者意識があるパートナーだったのです。
「あの時、ちゃんと伝えてよかった」そう思いながら、初めての育児に夫婦で奮闘中です!
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。