振り返ると、先ほど私のポップコーンを食べていた女性。彼は笑顔で「これは僕の母です」と紹介しました。母親は「あなたは無言でポップコーンを食べられても指摘しなかった包容力のある女性。だから合格。結婚してもいいわよ」と言い放ちます。
初回デートに母親を連れてきたこと、謎の結婚診断テスト(?)を仕掛けられたことに一気に冷めた私は「すみません!」と告げ、全力で走ってその場を離れました。そしてすぐにアプリを解約。数年後、私は職場で出会った人と結婚し、平和な日々を過ごしています。
ふと、久々にマッチングアプリを覗いてみると、あのポップコーンの男性は当時と同じ写真、同じ年齢、同じプロフィール内容のまま、今も結婚相手を探しているようでした。
結婚に限らず、人との関わり合いは相手を試すものではなく、信頼の積み重ね。お互いを尊重しあう関係こそが長続きの秘訣なのだと実感したエピソードです。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。