今回は、高校時代の後輩・道子さん(仮名)から聞いた不思議な体験をご紹介します。看護師として働く道子さん。ある日の夜勤明け、エレベーターで遭遇した出来事は今でも忘れられないエピソードです。
夜勤明けの帰り道
数年前のことです。私は夜勤を終え、くたくたの状態で自宅マンションへ戻りました。眠気と疲労で頭もぼんやりしていて、「早く休みたいな」とそればかり考えていました。
エレベーターのボタンを押して待っていると、後ろから近所の高齢の玲子さん(仮名)がやって来ました。玲子さんとは、顔を合わせれば挨拶をする程度の関係です。買い物帰りに何度か会ったことがあり、穏やかな印象の方でした。
その日もいつもと変わらない様子でエレベーターに乗り込むと、玲子さんがふと私を見て微笑みました。「いつもありがとうね」少し意外な言葉でしたが、私は深く考えずに、「いえいえ」と返しました。