友人・かなこさん(仮名・30代女性)の実体験です。妊娠前から「1人目は絶対男の子がいい!」と言い続けていた義母。つわり中まで続く“性別トーク”に、かなこさんは徐々に疲弊していきます。その空気を変えてくれたのは……。

「絶対男の子!」が口ぐせの義母

私が妊娠する前から、義母は「1人目は絶対男の子がいい!」が口ぐせでした。理由は「うちは代々男兄弟だから」「跡取りが〜」といった、かなり昔ながらの価値観。

最初は冗談だと思って笑って流していたのですが、妊娠してからもその勢いは変わりませんでした。

つわり中でも続く“性別トーク”

妊娠後は会うたびに、「男の子っぽいお腹!」「顔つき変わったから男だね!」と性別予想が始まる状態。しかも、つわりでボロボロの私に対しても、「男の子を産むお母さんは強いのよ〜」など謎理論まで飛び出し、毎回こちらの体調を気遣うより“性別トーク”ばかりで正直しんどかったです。

さらに追い打ちをかけたのが、「もし女の子だったら残念だけど、次頑張ればいいし!」という一言。悪気がないのはわかるのですが、無神経な発言に感じてかなり傷つきました。

夫と義父のひと言に救われた

我慢できず夫に相談すると、普段あまり強く言わない夫が、義母に「性別より母子ともに健康が一番。そういう言い方やめて」とピシャリ。さらに義父まで、「俺たちの時代とはもう違うんだから」と夫側についてくれたのです。

義母は少し気まずそうに黙り、それ以降は“男の子じゃなきゃ”発言も減っていきました。私は内心かなりホッとしたのを覚えています。

一番デレデレになったのは……

その後、無事に生まれたのは女の子。義母は最初こそ「あら〜女の子かぁ」と微妙な反応だったのですが、孫を抱いた瞬間まさかのメロメロ化。「女の子ってこんなかわいいの!? 女の子でよかった!!」と、毎週服を買ってくるほどになりました。

結局、誰よりデレデレになっていて少し笑ってしまった私。妊娠中は本当にモヤモヤしましたが、「性別より、元気に生まれてきてくれることが一番」という当たり前のことを改めて感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2022年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:橘 りお
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。