活発な息子が泣きながら帰宅
私には小学4年生になる息子がいます。息子はとても活発で、友達も多く、学校から帰るとすぐに遊びに行くようなごく普通の元気な男の子。
そんなある日のことです。夕方になりいつものように帰ってくると思っていた息子が、なぜか泣きながら家に飛び込んできました。驚いて事情を聞くと、友達と遊んだ帰り道でヘビを見つけたのだそうです。
しかし問題はその後。息子たちは、そのヘビを木の枝で突っついたり、枝に乗せて放り投げたりして遊んでいたというのです。そして再び枝に乗せようとした瞬間……突然、ヘビが襲いかかってきたのでした。息子と友達は足や腕を噛まれてしまい、恐怖で泣きながら帰ってきたのです。
病院では「問題なし」だったけれど……
私はすぐに息子を病院へ連れて行きました。幸い毒ヘビではなかったようで、お医者さんからも「問題ありません」と言われ、傷の消毒だけしてその日は帰宅しました。
ところが、それから様子がおかしくなります。1週間経っても「まだ痛い」と訴え続けているのです。病院にも何度か通いましたが、傷口が膿んでいるわけでもなく、炎症も特に見当たりません。お医者さんも不思議そうにしていました。
それでも息子はずっと傷を気にしており、触られることを極端に嫌がるようになっていきました。
お風呂場で見た衝撃の姿
数日後の夜のことでした。突然、お風呂場から息子の悲鳴が響いたのです。「うわぁぁぁ!!」驚いた私は慌てて駆けつけると、そこには信じられない光景が。
なんと、ヘビに噛まれた傷口付近の皮膚が、めくれるように逆立っていたのです。その見た目は、まるでヘビの鱗のよう……息子は真っ青な顔で震えながら「ヘビの呪いだ……!」と怯えていました。
私は息子をなだめ、落ち着かせました。そして、とりあえず家にあった神社の日本酒を霧吹きで傷口周辺に吹きかけ、さらに玄関に塩を撒いておきました。
祟りだったのかはわからないけれど……
それから数日後、息子の傷は何事もなかったかのように綺麗に治ったのです。結局、あの皮膚の変化が何だったのか、今でもわかっていません。本当にヘビの祟りだったのか、それとも別の原因だったのか……。
それ以来、息子はヘビに限らず、生き物をいじめるようなことは絶対にしなくなったのでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2022年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:タカダ ミオ
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。