私が参加した、現金払いの子育てイベントでの出来事です。全く現金を持ってこなかったママ友Aさんが大騒ぎ。そこに現れたボスママが見せたスマホの画面は……人の、意外な一面を見て学んだエピソードです。

大騒ぎのAさん

現金払いしかできないとお知らせのあった子育てイベントで、ママ友Aさんが大騒ぎを始めました。「クレジットカードとケータイしか持ってきてない。電子マネーも使えないなんて聞いてない! 私だけ何も楽しめない。遠くからわざわざ来たのに、来て損した。もう帰りたい」

みんなが楽しもうとしている中で、大声で騒ぐAさんに、周りは引き気味で傍観するしかありませんでした。あまりの騒ぎっぷりに誰も助け舟を出すことができず、凍りついた雰囲気になってしまいました。

ボスママWさん登場

そこへボスママ的存在のWさんが颯爽と登場。Wさんはこんなとき、いつも「常識がない」「普通持ってくる」「私は準備万端よ」などと嫌味節で話すことが多いことで知られている人です。

みんなAさんを怒りに行ったのかとハラハラしながら見守っていました。

Wさんが見せたケータイ画面

Wさんは何も言わずにケータイを取り出し、Aさんに見せています。Aさんはきょとんとした顔をしながらWさんのケータイを覗き込みました。「こんな楽しい場面で文句ばかり言わないでくれる? そんな大声で。こっちまで盛り下がるわ」

しっかり嫌味節は炸裂させていますが、続けてこう言いました。「で、早く電子マネーで送金しなさいよ! 現金に変えてあげるわよ」みんな何もできずに見ているだけだったのに、なんとWさんはAさんを助けてあげていたのでした。

無事現金ゲット

Aさんの顔はパッと明るくなり、「か、か、神なの? ありがとうございます!」と喜んで送金し、現金に変えてもらって上機嫌でその後、イベントを楽しんでいました。みんなもホッとして楽しいイベントになりました。

いつもは嫌味ばかり言っているWさんの優しさに触れ、イメージで人を決めつけるのは良くないなと反省した出来事でした。ここぞというときにとっても頼りになる優しいWさんなのでした。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:ふくまる よしまる
保育士を経て、2児の育児をしながらライター業をスタート。これまでの職業経験から育児のテーマを得意とする。特に保育士時代の出来事や、視覚障害がある子どもの育児をする自身の経験、そして同世代のママたちの声をもとに、女性を元気づけるための発信を精力的におこなう。