娘の成長を共有するために
私は娘を出産してから、家族で写真を共有できるアプリを使い始めました。日々のちょっとした成長や何気ない瞬間も、すぐにスマホでシェアできるのが便利で、夫婦ともに気に入っていたのです。
せっかくだし義父母にも見てもらえたらと思い、私はアプリに招待してみました。けれど返ってきたのは、「スマホの使い方に自信がないから……」というやんわりしたお断り。夫が「やってみたら意外と簡単だよ」と説明しても、「いや〜難しそうだからいいわ」と、なかなか乗り気にならない様子です。
結局、義父母にアプリで共有することは諦め、ときどき写真を数枚現像して渡す形にしていました。写真を見ると、義父母はいつも嬉しそうに「大きくなったね〜」と目を細めてくれます。
義母からのお願い
そんなある日のこと。義母がふと思い出したように言いました。「やっぱり写真は現像して、ちゃんとアルバムにしないとね!」「うちの分だけでも、アルバム作ってよ〜」孫の成長をとても楽しみにしてくれている様子でした。ただ、その言葉に私は少し戸惑ってしまいました。
どうすればいいか悩んだ私
日々の育児で手一杯の中、写真を選んで、現像して、さらにアルバムに整理するとなると……正直なところなかなか大変です。だからこそ、手軽に共有できるアプリを選んでいました。そのことを説明しても、「でもやっぱり形に残したいから……」「写真ももっとたくさん見たいし」と義母はなかなか引きません。
現像して渡すだけでも少し手間に感じることがあるのに、アルバムの作成までとなるとなおさらです。私はどうしたものかと困ってしまいました。そんなとき、夫と話していて思いついたのが『デジタルフォトフレーム』でした。
見つかった『ちょうどいい形』
ちょうど義両親の結婚記念日が近かったこともあり、夫婦からのプレゼントとして用意することに。義実家のWi-Fiに接続し、設定もすべて済ませてから渡しました。私のアプリから写真を送ると、そのままフォトフレームに表示される仕組みです。スライドショーで次々と写真が切り替わるようにもできます。義父母は難しい操作をする必要がありません。
「これ、勝手に変わるの?」「すごいね〜、たくさん見られる!」そう言って、想像以上に喜んでくれました。現像しなくても、たくさんの写真をいつでも見られることが嬉しかったようです。
私も無理なく、そして気軽に写真を共有できるようになり、お互いにちょうどいい形が見つかったと感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。