体調が悪くても、少し無理して出社しなければならない。そんな職場、ありますよね。今回は、筆者の友人まいさん(仮名)が、上司の昔ながらの価値観に立ち向かい、少しずつ職場の空気を変えたエピソードを紹介します。

根性重視の上司と昔ながらの価値観

営業部の上司矢野さん(仮名)は「気合いと根性でなんとかする」のが当たり前の世代で、多少の体調不良でも働くのが当然という価値観を持っていました。

朝礼でも「昔はこれくらい普通だった」と話すことが多く、その考え方が強く根付いていることを感じていました。

体調不良でも休めない空気

実際、体調が悪くても出社することが美徳とされており、少しでもしんどそうにしていると「若いのに弱いな」と軽く言われることもありました。

私自身も無理して出社した結果、体調を悪化させた経験があり、その価値観に違和感を覚えつつも、なかなか言い出せずにいました。

体調管理も仕事の一部

ある日、明らかに体調が悪く、どうしても無理だと感じて早退を申し出ました。矢野さんは少し驚いた顔で「そのくらいで帰るのか?」と言いましたが、私は言葉に詰まることなく、落ち着いて伝えました。

「無理して長引かせるより、きちんと休んで回復する方が、結果的に仕事に影響が少ないと思っています。体調管理も仕事のうちだと考えています」と説明しました。

無理ゼロ宣言、始めました

その場では矢野さんも完全には納得していませんでしたが、それ以上強く引き止められることはありませんでした。

その後、同じような場面でも無理に止められることは減り、体調への配慮も以前より増えました。価値観はすぐに変わらなくても、自分の基準を言葉にして伝えることで、少しずつ状況を変えられるのだと実感したのでした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Miki.N
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。