退院直後、お祝いに来てくれたママ友
無事に第二子を出産し、病院から退院して間もない頃の出来事です。上の子の繋がりで親しくしていたママ友から「赤ちゃんに会いたい! お祝い持っていくね!」と連絡があり、我が家に遊びに来ることになりました。
産後の疲れはありましたが、お祝いしてくれる気持ちが嬉しく、私も彼女の訪問を心待ちにしていました。
ドアを開けて絶句。まさかの光景
ところが当日、玄関のチャイムが鳴りドアを開けた私は、思わず絶句してしまいました。なんとママ友は、自分の小さな子どもを3人も連れてきていたのです。しかも、子どもたちは全員「ゴホゴホ」「ズビズビ」と酷い咳と鼻水を出している状態でした。
「ごめんねー、みんな風邪気味なんだけど、どうしても赤ちゃん見たいって言うから〜」と、全く悪びれる様子もないママ友。まさか3人も連れてくるとは思っていなかった私は、免疫力のない新生児にうつったら命に関わると、頭の中が真っ白になりパニックに陥りました。
無理やり上がり込もうとするママ友
私は焦りながらも、「ごめん、新生児だから風邪うつると困るかも……」と遠慮がちに伝えました。しかしママ友は「大丈夫大丈夫! 絶対に触らせないから!」と謎の自信を見せ、そのまま無理やり家に上がり込もうとしてきたのです。
新生児を守らなければという焦りと、せっかく来てくれたママ友への気遣いの間で私がフリーズしていると、奥の部屋から異変に気付いた夫が玄関に現れました。
夫の怒りを込めたピシャリとした一言
玄関で咳き込んでいる子どもたちを見た夫は、静かですが怒りを込めた声で言いました。「すいません、せっかく来てもらったのに申し訳ないんですが、新生児に風邪菌は致命傷になります。今日はこのまま帰ってもらえませんか?」とピシャリ。
ママ友は「えっ……そんな怒らなくても……」と顔を真っ赤にし、逃げるように帰っていきました。せっかく来てくれたのに申し訳ないという気持ちも少しありましたが、さすがに非常識すぎる来訪を夫が追い払ってくれて、心から安堵した出来事でした。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2023年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。