奮発した新築祝い。しかし新居には行けず……
弟夫婦が念願のマイホームを完成させた際、私は姉として少し奮発して新築祝いを包みました。どんな素敵なお家になったのだろうと、遊びに行ける日を心待ちにしていたのですが、待てど暮らせど一向にお誘いがありません。
不思議に思って後日弟に尋ねてみると、少し気まずそうに「嫁が極度の潔癖症で、他人が家に入るのが絶対に嫌なんだって……」と聞かされました。せっかくお祝いを贈ったのに遊びに行けないのかと少し残念に思いましたが、潔癖症という事情があるなら仕方ないと、私は何も言わずに飲み込むことにしました。
自分の家はダメだけど、私の家はいいの?
新居に行けないことは諦めた私ですが、どうしても我慢できないことが一つありました。それは、弟の嫁が頻繁に私の家に遊びに来ては、我が家のソファでゴロゴロとくつろぎ、お茶をしていくことです。
「他人が家に入るのが嫌」という彼女の気持ちは尊重したのに、彼女自身は平気で私の家に上がり込み、長時間くつろいでいく……。「自分の新居は汚されたくないけれど、私の家なら汚してもいいの?」と、毎回モヤモヤした気持ちが募り、私の不満は頂点に達していました。
悪びれない発言に、横から飛んできた大激怒
そんなある日、またしても私の家に遊びに来た弟の嫁。ソファでくつろぎながら、ふと「私、潔癖症だから自分の家には誰も入れたくなくて〜」と、悪びれる様子もなく笑いながら発言したのです。
あまりの自分勝手な言い分に私が絶句していると、たまたま一緒に来ていた弟が口を開きました。「お前、姉ちゃんから高額なお祝いをもらっておいて、その言い草はないだろ!」と、いきなり大激怒したのです。
「非常識すぎるだろ」弟のド正論にフリーズ
弟の怒りは収まらず、「自分の家が嫌なら、姉ちゃんの家なら汚していいってことか? 非常識すぎるだろ」と、私がずっと心の中で思っていた不満をド正論で一喝してくれました。まさか夫から叱られると思っていなかった弟の嫁は、図星を突かれて顔を真っ赤にしたまま完全にフリーズ。
私が直接文句を言うと角が立ちますが、身内である弟がビシッと代弁してくれたおかげで、これまでのモヤモヤが一気に晴れて最高にスカッとしました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。