楽しいはずの外食が一転
母と私、そして息子の三人で、食べ放題が人気のレストランへ行きました。ところが途中で、私のお腹の調子が急に悪くなり、慌ててトイレへ向かうことに。母と息子はそのまま食事を楽しんでいると思っていたのですが……。
突然のイヤイヤ勃発
私が席を外した後、息子が「ママのところに連れて行って」とぐずぐずモードに。母が「もう少しでママ帰ってくるよ」となだめても、イヤイヤはどんどんエスカレート。
こんなときに限って荷物も多く、母は「貴重品だけ持って動くのも大変だし、どうしよう」と困り果てていました。
トイレのドアの向こうにいたのは
一方その頃、私は何も知らずにトイレで格闘中。すると突然、「ママ〜! どこにいるの〜?」と息子の声が。母が連れてきてくれたのだと思い、「ここだよ〜! ママ今、頑張ってう〇ちしてるからちょっと待ってね〜!」と、大声で返答しました。
ようやくトイレから出ると、目の前にいたのは、ニコニコしながらじゃんけんをしている息子と、大学生くらいのアルバイト女性でした。
事情を聞くと、困っている母に声をかけ「一緒にママのところに行ってみる?」と息子と手をつないでトイレまで来てくれたのだそう。そして私が出てくるまで、ずっと遊びながら待ってくれていたのです。
感謝と恥ずかしさで胸いっぱい
優しいお姉さんに息子はすっかり懐き、満面の笑み! 私は感謝の気持ちが溢れる一方で、「う〇ち」と大声で返答していた自分を思い出し、じわじわと恥ずかしさがこみ上げてきました。
子育ては思い通りにいかないことの連続です。それでも、こうしてそっと手を差し伸べてくれる人がいると、心がふっと軽くなります。お姉さん、あのときは本当にありがとうございました。
【体験者:30代・女性ライター、回答時期:2023年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。