数年前から小学校教育でも英語カリキュラムが導入され、以前よりも街中で英会話塾を見かける機会が増えました。英語が話せるようになりたい、我が子に英語が流暢になって欲しいと思う方も多いことでしょう。では、実際にどんな英会話塾が存在するのでしょうか……今回は、私のお客様の仰天エピソードをご紹介します。
帰国子女のママ友
私には同じ幼稚園に通うママ友Aがいます。Aは帰国子女で、結婚前はCAをしていたと話していました。旦那様はパイロットだそうです。
ある日、近所に新しい英会話塾ができました。ママ友グループ内で「月謝が高いから通うのは無理だよね」と会話していた時です。Aが「じゃあ私が教えようか?」と名乗り出てきました。
英会話塾初日
ママ友たちは喜び、すぐにAの英語教室が開かれることになりました。月謝は近所の塾の半額とはいえ安くはない金額。初日を楽しみに迎えましたが、内容はYouTubeを流しながら歌を歌うだけ。読み聞かせも動画に合わせてページをめくるだけで、誰でも家でできるレベルでした。
全員が「これきりにしよう」と思った矢先、「次回は〇月〇日〇時です!」と告げてくるA。やんわり断るママ友達に対し、Aは「会場を今月末まで抑えてあるし、教材を印刷したインク代もかかってるからキャンセルはできない」と主張。もめるのも面倒なので、残り3回分を了承するしかありませんでした。
受付にて
会場を出ようとしたところ、外国人が公民館の手続きで困ってる現場に遭遇。受付係は英語が理解できず立ち往生。ママ友たちは「Aさん! 助けて!」とAを促しました。受付係も「通訳してくれませんか?」と懇願。
するとAは「きゃんゆーすぴーくイングリッシュ?」と第一声。外国人は困惑しつつAに質問しましたが、Aは「ノー」と返すのみ。
結局、見かねた他のママ友が「れっつごーアウトサイド、ヒアいずノーWi-Fi」と伝え、電波の悪い場所から移動して翻訳アプリを使うことで解決しました。
夫から聞いたこと
その出来事で、帰国子女、元CAと聞いていたのに全く英語が話せないAに不信感が募りました。Aは「イギリス英語だったからさ~」と苦しい言い訳。
ママ友たちがあきれ顔で「レッスンはやっぱりキャンセルで。教材のインク代は払うから」と切り上げるとAもしぶしぶ了承しました。
その後、学校行事でAの旦那様に遭遇したママ友が「パイロットで奥様も元CAさんってすごいですね」と言うと、「僕は普通の会社員だし、妻も元CAではないですよ」と返答。Aの経歴は虚構だったことが判明しました。
肩書きや経歴を飾っても、実力や誠意が伴わなければ必ず露呈する。誠実さこそが、人間関係を長く続ける鍵なのだと思います。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。