0歳の息子の育児に日々奮闘中の、私の友人・咲良さん(仮名)。息子はご機嫌に過ごす時間が長く、夜もまとまって眠ってくれるようになり助かっているそうです。しかし、義父に何度も「育てやすくて楽な子だ」と言われることにはモヤモヤしてしまって……そんなとき、義母が放った意外な言葉とは!?

わが子と向き合う日々

私は夫の隆(仮名)と一緒に、0歳の息子を育てています。息子はよく眠りよく笑うタイプで、私自身ありがたく感じることが多いです。夜も比較的まとまって寝てくれることが増えて、周りからは「助かるね」と言われることもあります。

けれど、もちろん悩みがないわけではありません。日々の小さな変化に一喜一憂したり、理由の分からないぐずりに戸惑ったり。私なりに、毎日必死で息子と向き合っています。

「育てやすい子だな」の繰り返し

ところが、義実家に遊びに行くたびに義父は息子を見て「よく寝るなぁ。育てやすい子だ」「こりゃ子育て楽な子だな」と口にします。悪気があるわけではないのだと思います。でも、その言葉を聞くたびに私は、どこか引っかかるような気持ちになってしまいました。

大変だと感じる瞬間もあるし、うまくいかなくて落ち込むこともあります。そんなときに「楽な子だ」と言われると、(この程度で大変だなんて思っちゃいけないのかな……?)と不安が芽生えるのです。

義母のぴしゃりで空気が一変

この日も、義父が「この子は楽な子だなぁ」といつものひとこと。そして続けて「隆も育てやすい子だったよなぁ」と懐かしそうに言いました。

その瞬間、隣で聞いていた義母が間髪入れずに「何言ってんの? 出張ばっかりで、あなた家にいなかったでしょ!」「どんな子でも大変なことはあるの。少し見ただけでそんなこと言わない!」と、ぴしゃり。

一気に空気が変わり、義父は気まずそうに苦笑い。それ以上この話題が続くことはありませんでした。

あのときのモヤモヤの正体

義母のひとことで、今まで私が感じていたモヤモヤは気にしすぎではなかったのだと思えました。「育てやすい子」と何度も言われたことで、子育てに悩むことがなんだか後ろめたくなっていたのかもしれません。「どんな子でも大変なことはある」と、はっきり言ってもらえて安心しました。

わが子がどんなタイプでも、悩むことや大変だと感じることがあっていい。義母の言葉のおかげで、私は少し肩の力が抜けた気がしています。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。