これは筆者の友人から聞いたエピソードです。イヤイヤ期真っ最中の子どもを育てる友人は、夜中に起こされては「抱っこで歩き回る要求」にすっかり消耗していました。満足に眠れない日が続くうちに、メンタルもだんだんと落ち込むように……。SNSにはネガティブなことは基本的に書かないと決めていたそうですが、ついに弱音や愚痴をポロッと書いたことがきっかけに――?

魔のイヤイヤ期が到来

当時、私の娘はイヤイヤ期の真っ最中。昼間だけでも大変なのに、夜中になると突然泣いて起きては「抱っこしたまま歩いて!」とせがまれる日々が続いていました。家の中を何周も歩き回り、眠気と疲労で気力が削られていく――。

夫もできる範囲で協力はしてくれましたが、娘は決まって「ママがいいの!」の一点張り。代わってもらえない現実に、夜がくるのが憂鬱になっていきました。

ついにSNSに弱音をポツリ

SNSでは、できるだけ愚痴や不満を書かないようにしていた私。でも、ある夜どうしても限界がきて、ポツリと本音を投稿してしまいました。「毎晩一人でイヤイヤ期に対応していると心が削られる」「子どもはかわいい。でも、孤独でつらい」

すると、同じようにイヤイヤ期や夜泣きで悩んでいるママたちから、少しずつ返信が届きました。その中の一人から「夜中のイヤイヤ対応中に、Zoomをつないでみない?」と提案があったのです。

「頑張ってるのは自分だけじゃない」

それからしんどい夜は声をかけ合い、Zoomを開きながら子守をするようになりました。画面に映るのは、すっぴんで髪はボサボサ、疲れ切った顔のママたち。誰も取り繕わず、「今日もしんどいよね〜」と正直に言える空間でした。

ひとりで抱えなくてよかった

イヤイヤ期も夜泣きも、いつかは終わる。頭ではわかっていても、毎日ひとりで黙々と向き合っていると、気持ちがどうしても暗くなってしまうものだと思います。だからこそ、あのとき寄り添ってくれたママ友たちは、私にとって大切な「子育ての戦友」です。

いつか私も、助けを求めてるママがいたら、率先して声をかけにいきたいと思います。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2023年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。