連絡係になっていた私
義母は、本人には連絡しづらいのか、なにかと私を通して息子(私の夫)とやり取りしようとする人でした。夫と義母は昔から特別仲が良いわけではなく、帰省も最低限。事務的な連絡が必要なときは、私経由になることが多かったのです。
善意のお願い
義母に悪意はなく、ただ息子のことが気になる様子でした。夫の誕生日が近づくと、「最近欲しがっているものはないかしら」「直接聞いても『いらない』と言われるから、それとなく探ってもらえる?」と相談が来ます。
大事な用事であれば協力するものの、仕事に家事に育児と慌ただしい中で、細かな用件まで続くと、少し困ってしまうこともありました。
体調不良の日
決定的だったのは、インフルエンザの予防接種を受けた翌日のことです。偶然にも夫と私が同時に発熱してしまいました。すると義母から、「息子は熱が出てますか? 薬は飲みましたか?」と連絡が入ります。
私自身も熱があったので返信できずにいると「LINE読んでますか? 息子は生きてますか?」「副反応なら風邪じゃないし、寝てるしかないわよね……」と、10分間隔でメッセージが続きました。
直接つながるという選択
私自身も体調がつらく、夫に事情を見せると、「普段からこんなに連絡が来ていたの?」と驚き、今後は直接自分に連絡するよう義母に伝えてくれました。義母もすぐに「最初から息子に直接連絡すればよかったわね」と反省し、行動を改めてくれたのでした。
無理をしないための小さな線引きが、ずっと困っていた関係を楽にしてくれた出来事です。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2022年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。