距離が近すぎる義母とのLINEに、少しずつ感じていった違和感。悪気はないと分かっているからこそ、言えずに溜まっていくプレッシャー。私の友人かなちゃん(仮名・30代女性)が選んだのは、無理をしないための小さな線引きでした。

距離が近い義母

私の義母は、とてもアグレッシブな人でした。まるで会社の上司のように、LINEには即レスを求めてきます。付き合いたての高校生カップルのように、毎日連絡を取りたがるのが義母のスタンスでした。

最初は仲良くしてくれるのがありがたく、かなちゃんも孫たちの写真を送るなど、できるだけ応じていました。

善意がプレッシャーに

しかし、私は子ども二人を育てながら仕事もしています。どうしても返信が遅れる日もありました。たった2日連絡しなかっただけで、「しばらく音信不通だったので心配していましたよ……」というメッセージが届きます。

その後も「連絡がなかったので」「返信が欲しかったけど」といった言葉が繰り返され、通知音が鳴るたびにドキッとするようになっていました。

即レス前提のやりとり

ある日、義母が一人で孫たちの靴を買いに行ってくれたときのことです。午前中の会議を終えてスマホを開くと、靴の写真と質問が大量に届いていました。

「この色はどう?」「サイズは何センチ?」「早く返信もらえますか」など、わずか4分の間に次々とメッセージが続き、最後には「返信が来ないので買えませんでした」「仕方がないのでまた明日お店に行きます」と締めくくられていました。

解放された気持ち

かなちゃんが仕事中だと分かっていても、返信がないこと自体が気になってしまったのか、その後も似たようなやりとりは続きました。

夫に相談した結果、今後は義母からの連絡は夫が受けることに。申し訳なさは残りましたが、いつ連絡が来るかと構えていた日々から解放され、ほっとしたのが正直な気持ちでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2020年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。