いつも主人公は義母
私の義母は、常に「自分が主人公でいたい」タイプです。どんな話題でも、必ず自分の体験談に着地します。
例えば子どもが熱を出したと話しても、「大変ね」の一言はなく、「この前の強風の日に私はマンションのエントランスで転んでね~、打ったところが痛くて2日間寝込んだのよ。本当につらかったわ」と話は即座に義母中心へ切り替わります。
共感はなく、延々と自分語り
私の実家の犬が亡くなって悲しんでいたら、「うちの犬が亡くなったとき、私はうつ病のような状態になって大変だったのよね。帯状疱疹も出たし、ストレスで起き上がれなかったの。体重も落ちて……」と永遠に自分語り。悲しみに暮れていた私の方が、いつの間にか聞き役に回っていました。
感動話すら奪われる
私の母が病気になり、薬の影響で髪が抜けてショックを受けていたので、父が自分も一緒に坊主にしたという感動のエピソードを話したときも、過去に同じ病にかかったことがある義母は「私の時は兄も父も誰も坊主になんてしてくれなかったわ!」と過去の自分のことで怒り出す始末。
誰がどんな状況でどんな気持ちでいるかなど、まったく考える気はないようです。
純粋で最強の一言
ある日、孫の運動会の話を家族でしていた時も、いつものように義母の「私は若い頃〜」が始まります。その瞬間、孫がぽつりと一言。「おばあちゃんって、いつも自分の話ばっかりするよね〜」場の空気は一瞬で静まり、心の中で全員が拍手しました。
それ以降、義母は話の終わりに「で、あなたはどう思ったの?」や「あなたも大変なのよね」と他人を気にしている一言を入れるように。正論より、素直な一言が一番効くこともあるのだと感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2020年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。