同じ朝、同じ家にいるのに、ここまで違うのか……。ワーママの慌ただしさと、夫の余裕の正体。
ある一言をきっかけに、立場が入れ替わります。友人のあさこちゃん(仮名・30代女性)の実体験です。

対照的すぎる朝の風景

私は共働きで2人の子どもを育てるワーママです。子育て中あるあるですが、朝起きてから出かけるまでの時間帯は毎日時間と体力の総力戦。1分も無駄にできない慌ただしさです。

一方、夫はフレックス制を利用して朝はゆっくり出社。起きて朝風呂に入り、ストレッチをして、軽くヨガまでこなすという、私とは180度違う優雅な朝を過ごしていました。

止まらないママのタスク

夫がゆったりと過ごすその間、私は自分の身支度を一瞬で済ませ、家族の朝ごはんを作り、子どもたちのお弁当を準備。さらに子どもを起こし、着替えさせ、ご飯を食べさせるなど、頭も体も常にフル回転です。

そんな様子を横目に、夫は自分だけ入念にスキンケアをしながら、「俺はこんなに余裕があるのに、お前はいつもバタバタしてる。効率が悪いんだよな」と、上から目線の一言を放ちました。

立場逆転の朝

その言葉を聞いて驚きましたが、一瞬で色々考え、夫に提案してみました。「じゃあ明日から、その効率の良さを子どもに使ってみよう!」

翌朝、「今日はパパと準備してね」と伝えられた子どもたちから、夫に次々と飛ぶリクエスト。「牛乳こぼした!」「髪はみつあみがいいの!」「違う! その服じゃない!」。毎秒のように呼ばれ、夫は大慌てでした。

気づきは体験から

耐えきれなくなった夫は「ママに……」と助けを求めますが、あいにくママは朝風呂中。その日、夫は朝が忙しい理由は効率の問題ではなく、担当の問題だったと身をもって痛感したようです。

それから少しずつ、朝の準備を引き受けるようになりました。劇的ではなくても、「やってみてわかった」その経験が、夫にとって大きな気づきになったのでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2023年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。