ワンオペ家計の現実
私の家庭は共働きで、子どもは二人。夫は、家計管理をすべて私に任せ、生活の実務から完全に距離を置いていました。
さらには夫は散財癖があり、「自分の給料は自分で使う」が口癖。家族の支出や将来設計には無関心で、収入はあくまで個人資産という認識でした。
大黒柱という免罪符
私は自分の給料で生活費と子どもの教育費を賄い、少額でも貯金を継続。一方、夫は週二回の飲み会でタクシー帰宅。都内から約一時間、毎回二万円前後かかっていても「仕事の付き合いだから仕方ない」で終了です。
「タクシーは控えてほしい」と伝えると逆ギレし、「そんなに金が欲しいならお前が稼げ」「生活費が足りないのはお前の給料が少ないからだ」と言い放ちます。
支配とマウントの常套句
育児の手伝いを頼んでも態度は変わりません。「よくそんなことが頼めるな。俺が大黒柱なんだから労え」「手伝ってほしいならお前が稼いで来い」が定型文。さらに家のローンを盾に、「ここは俺の家。お前の家じゃないのに偉そうにするな」と支配的な発言まで飛び出します。
そんな発言を繰り返す夫に対し、私は言葉で伝えることをやめ、感情より行動を選ぶことにしました。
数字が黙らせた結論
その後、私は会社での評価を本気で取りに行き、副業も開始。家庭内で「支える側」から「並ぶ側」へ静かに舵を切ります。収入が肩を並び始めると、夫から「大黒柱」という言葉は消え、発言のトーンも下がりました。
最後に突きつけたのは怒りではなく数字。家計と現実を前に、夫は初めて何も言えなくなったのです。夫婦は上下ではなく対等な関係であるべきです。稼ぎマウントは、現実の前では通用しませんでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。