友人さおりちゃん(仮名・30代女性)の実体験です。連絡なし朝帰りを「自由」で片づける夫。長年モヤモヤを飲み込んできた妻が、ある日放った一言。怒鳴らず、詰めず、でも確実に効いた“静かな反撃”の話です。

自由主義な夫との日常

私の夫は仕事帰りに連絡もなく飲み会に行き、平気で朝帰りするタイプでした。夕飯を作り、子どもの世話をしながら帰りを待つ日々が続き、「帰り時間だけでも連絡してほしい」と何度も伝えていましたがその願いが叶うことはほとんどありませんでした。

話し合いを封じる魔法の言葉

しかし夫の返事は毎回同じことの繰り返し。「楽しい飲み会の最中に帰り時間なんてわかるわけない」「俺は自由が好きなんだ。束縛するな」この“自由”という言葉が盾となり、話し合いはいつも強制終了。さおりちゃんは長年、モヤモヤを抱えながらも言い返せずにいました。

立場が逆転したその瞬間

ある日、私が久しぶりに自分の用事で1人で外出することになりました。すると夫が急に焦ったように「何時に帰ってくるの?」「どこに行くの?」「俺の晩ご飯は?」「子どものご飯はどうしたらいい?」と質問攻め。

本人は無意識なようでしたが、普段あれほど主張していた“自由主義”が影も形もないほどの豹変ぶりでした。

効きすぎた静かなカウンター

その瞬間、私は感情的に怒ることは選びませんでした。代わりにニヤリと笑い、「自分は自由が好きなのに、私のことは束縛する甘えん坊さんなの?」と一言。夫は一瞬固まり、ハッとした表情を浮かべます。自分の普段の態度や言葉がそのまま返ってきたことによって、自らの言動の意味にようやく気づいたようでした。

それ以来、夫は飲み会の日でも帰宅時間を連絡するようになりました。自由は一方通行ではないと身をもって学んだようです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2019年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。