酔うと豹変し、職場の女性たちを不快にさせ続けた男性社員。周囲は嫌な思いをしながらも長年その言動を見過ごしてきました。そしてある出来事をきっかけに、状況は一気に動き出します。私の友人の痛快な実体験を紹介します。

自称モテ男の正体

私の職場には本田さん(仮名・30代男性)という人物がいました。普段から「自分はモテる」「俺のこと嫌いな女はいない」と、誰も聞いていないモテ武勇伝を語るタイプで、なぜか自分をアイドルのように扱っている節がありました。本人は自信満々でしたが、周囲の女性たちは愛想笑いを浮かべつつ、内心では距離を取っていました。

飲み会での豹変

飲み会になると本田さんの態度は一変。立場が上の人が先に帰ったとわかると豹変し、若手女性社員の前で「見てみてほしい」と服を脱ごうとしたり、急に距離を詰めたりします。

酔いが回ると行動はさらにエスカレート。突然手を握って「小さくて包みたくなる手だな」と言ったり、後輩をハグして抵抗されると「めんどくさい女だな。黙って抱きしめられとけ」と発言。

加速するアイドル気取り

極めつけは居酒屋の廊下やトイレ前で鉢合わせした時の「今日は特別にさ、俺んち来てもいいよ」という発言。まるでファンにサービスするアイドルのような口調に後輩たちはドン引きしつつも、酔っていて本人が覚えていないこと、上司の前では有能ぶるため長年お咎めなしでした。

しかし5年後、事態は急展開を迎えます。

理解されなかった結末

本田さんは既婚者のまま取引先の女性と関係を持ち、「そろそろ離婚するから、お前だけのものになってやる」とここでもアイドル気取りの発言。ところがその女性は本田さんとの会話をしっかり録音。いつまで経っても離婚しない本田さんに業を煮やし、証拠を会社に提出したため本田さんは解雇となりました。

社内では「まさかそんな人だとは」という声も上がったものの、被害を知る女性たちは誰一人驚きませんでした。本田さんは最後までアイドル気分が抜けないまま、静かに舞台から降ろされました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2020年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。