突然の知らせ
あるとき共通の友人から電話がかかってきました。「もしもし、こんな時間にどしたの〜?」いつも通りの明るいトーンで話しだす私。しかし、友人の声は妙に低くて、言葉を選ぶような間が――「落ち着いて聞いて。〇〇(親友)が事件に巻き込まれて亡くなったって……」
感情が追いつかない
親友の死がどうしても信じられない一一。既読がつかないメッセージ画面を眺め続け、「遅れてごめんね〜」という、いつもの返事をどこかで待っている自分がいました。海外での事故死……さらにコロナ禍。日本で葬儀も行われなかったため、お別れの実感がありませんでした。
悲しみの先に感じた確信
私はいてもたってもいられず、親友のお母さんに電話しました。震える声でお悔やみを伝えると、穏やかな声が返ってきました。「わざわざありがとうね。今まで仲良くしてくれて、私もすごく嬉しかったの。〇〇ちゃんが連絡をくれたこと、仏壇にお参りするときにちゃんと伝えておくからね」
それからというもの、「親友は必ず私に会いに来てくれるはず」そう感じるようになりました。
冬の早朝に現れた、白いモヤ
ある早朝4時頃、寝室が突然パッと明るくなり、驚いて起き上がると部屋の片隅に大きな白いモヤが浮かんでいました。ダイヤモンドみたいに細かくキラキラ光っている白いモヤ。初めての体験に思わず「え? なにコレ!?」と大騒ぎするも、隣で寝ている夫も我が子もまったく起きません。
消えない謎の白いモヤを前にしても、不思議と恐怖はなく、「キレイだなぁ」としばらく眺めていました。すると、ふっと親友の名前が頭に浮かび一一。「もしかして〇〇ちゃん?」心の中でそう話しかけると白いモヤはゆっくり左右に揺れ、ふっと消え、部屋は真っ暗に戻ったのです。
この話をすると、「夢だったんじゃない?」と言われることもありますが、あれはきっと親友が来てくれたのだと私は信じています。
【体験者:30代・女性ライター、回答時期:2021年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。