冬の到来。それは悲しいかな、インフルエンザが活発になるシーズンでもあります。我が家でも見事に一家で感染したことがあります。その対応にてんやわんやしていると、夫が衝撃の一言を投げかけてきて……?

インフルエンザの季節が到来

1年前の冬のことです。始まりは、小学生の長男のインフルエンザでした。一度かかると出席停止期間の長い病気です。発熱直後は異常行動の可能性もあるため、保護者は目が離せません。

仕事を休んで看病

夫も私も仕事をしている身。夫婦で仕事の調整を試みますが、夫は「師走の繁忙期で休めないよ」とバッサリ。

結局、私が職場に相談して数日間のお休みをいただくことに。仕事に穴をあける申し訳なさを感じつつ、子の看病に励みました。長男の発症から2日後、今度は下の子、さらに私自身にも感染は広がりました。

見過ごせない夫の発言

地獄のような10日間を過ごし、やっといつもの日常がもどってきた我が家。夕飯時に夫がドヤ顔で、まさかの一言を言い放ったのです。「家族みんながインフルエンザだったのに、俺だけずっと元気! これってすごくない?」

妻、静かに反撃

その言葉に私は凍りつきました……。さすがに我慢ができません。深く息を吐き、皮肉をたっぷり込めながら言い返します。

「へえ、すごいねえ。職場に頭下げて休みもらって、四六時中子どもたちの看病して、まともに寝てない私がうつったのは自業自得ってことだよね。ずっと仕事して、家では別室に避難して、安全確保していたあなたの自己防衛力、すごいねえ~?」

夫のドヤ顔は一瞬で喪失。小さく「すみません……」とつぶやき、そのまま下を向いてしまいました。

家庭は支え合いで回る

私の静かな怒りは十分に伝わったようです。それでも、子の体調不良で仕事を休むのは変わらず私の役目ですが、以前より夫が感謝を口にしてきたり、退勤後に買い出しをしてくれるようになりました。

家庭は勝手に回らない。誰かが安心して働けるのは、誰かがその見えない部分を支えているからです。私も夫もそのことを忘れずに、これからも夫婦で支え合っていきたいと思います。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。