子どもの行事は親もいろいろと大変なことがあります。これは我が家のエピソードです。運動会の片付け中、終わってないのに途中で帰りたいと言い出す夫。私は仕事で抜けないといけないから残って欲しいと伝えたのですが……?

運動会後の片付け

我が家の夫は趣味などで休日でも家にいないことがよくあります。週末の子どもの習い事なども、ほとんどが私一人で対応しています。

先日、子どもの運動会の時のこと。運動会自体は昼過ぎには終わりますが、保護者はその後、PTAの仕事として、片付けなどをやらないといけない決まりになっていました。私は午後から仕事が入っていたため、私が抜けても夫が残れるよう、夫婦で参加していました。もちろん夫にもそのように頼んでいたのです。

妻が仕事で抜けるというと「いいなぁ」

ところが、片付けに意外と時間がかかることがわかると、夫は「俺も午後からやりたいことあるから、途中で帰りたいんだけど」と言い出しました。

私が「いやいや、最後までやってよ。二人ともいなくなったら他の人に申し訳ないじゃない」というと、夫は不満そうに、「じゃあ、自分は?」と聞いてきました。「私は仕事だから」と答えると、夫は「ふーん、いいなぁ」と一言。

こちらは遊びに行くわけでもないし、日頃も夫は自分の趣味に時間を充てているのに……と、あまりの呑気な言い草にモヤッとしてしまいました。

「最後までお願いします!」

そんなやり取りを聞いていたのか、別の保護者が、突然声をかけてきました。「奥さん、お仕事なんですね。お疲れ様です! 旦那さんもお仕事ですか?」「あ、いや、私は違うんですけど……」と夫が口ごもっていると、その保護者はにっこり笑って「よかった! じゃあ片付け最後までお願いします!」と言いました。

「あ、はい……」周りにも人がいる手前、夫はもう「帰りたい」とは言えなくなってしまったのです。

保護者の一言に感謝

結局、夫は最後まで残って片付けを手伝うことに。

もちろん、夫にも予定があるのは分かります。でも、自分の都合のよさだけで動こうとする姿勢には、やっぱりモヤモヤしてしまいます。そんな自分勝手な夫の背中を、見事に繋ぎ止めてくれた保護者の何気ない一言に、心の中で拍手を送りました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

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