仕事復帰と家族LINE
息子が小学5年生になったタイミングで、私は正社員として仕事に復帰しました。それまでは学校から帰ってくる子どもたちを家で迎えていましたが、これからは子どもたちだけで留守番をする時間が増えます。
留守中も連絡を取れるよう、5年生の息子と3年生の娘に携帯電話を持たせ、私と子ども2人の「家族LINEグループ」を作ったのです。
夫にだけ来ない返信
それを知った夫は「家族LINEなのに、なんで俺が入ってないんだよ。俺も入れて」と不満そうです。特に断る理由もないので、夫もグループに追加しました。
ところが、子どもたちは私のメッセージには返信するのに、夫のメッセージにはまったく反応しません。グループの中で、夫の送ったメッセージだけが返事のないまま並んでいったのです。
子どもたちの言い分
そんな状態が続き、ついに夫は「なんで俺だけ無視するんだ」と怒り出しました。すると娘は「だってパパも、私たちが話しかけてもスマホばっかり見てるじゃん」と答えます。息子も「返事はするけど、あとで聞いたら何の話だったか覚えてないし」と続けたのです。
言われてみれば、確かに夫は家ではスマホばかり見ていて、子どもたちが話しかけても顔を上げずに「ふーん」「へぇー」と相づちを打つだけでした。そんなことが続くうちに、子どもたちは次第に夫に話しかけなくなっていたのです。
スマホを置いた夫
夫は「聞いてるつもりだったんだけど……」と言いましたが、すかさず娘に「じゃあ、今日の学校の話、何だった?」と聞かれると、何も答えられませんでした。
翌日から夫は、子どもたちが話しかけるとスマホを置き、顔を見て話を聞くようになったのです。ようやく子どもたちの気持ちに気づいた夫の姿に、私もほっとしました。
家族LINEでも夫がきちんと返信するようになり、今では少しずつ子どもたちからも返事が届くようになっています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

