今回は、友人の娘である玲奈さん(仮名)から聞いたお話をご紹介します。結婚して半年、夫と共働きをしながら毎日の夕食作りを頑張っていた玲奈さん。しかし、夫は料理を味わう前から大量の調味料をかけ、文句ばかり言っていました。そんなある日、義母を招いた食卓で思いがけない出来事が起こり……

手料理を台無しにする夫の一言

結婚して半年。私は仕事から帰ると、夫に喜んでもらいたくて夕食を手作りしていました。ところが夫には困った癖があります。料理を一口も食べずに、マヨネーズやケチャップ、七味唐辛子を大量にかけるのです。

ある日、時間をかけて作った肉じゃがにもマヨネーズを山盛りに。「味が薄いんだよ。俺の味覚に合わせろ!」と言われ、思わず言葉を失いました。

「せめて一口食べてからにして」と頼んでも、「料理が下手だから調味料でごまかしてるんだろ」と鼻で笑われました。

義母との比較に我慢の限界

その後は、夫の好みに合わせようと味付けを濃くしたり、調味料を変えたりしました。それでも夫は「何か足りない」と不満ばかり。さらに「母さんの料理は最高だった。少しは見習えよ」と比較するようになったのです。

そんなある日、義母が新居へ来ることになりました。夫は「母さんにお前の料理を食べてもらおうぜ。下手なのが分かるから」と得意げです。腹は立ちましたが、私は普段と同じ味付けで肉じゃがと焼き魚を用意しました。

義母の前で夫がまさかの赤っ恥

食卓につくなり、夫は肉じゃがにマヨネーズを大量投入。「ほら、こうしないと食えないんだよ」と笑った瞬間、義母が「まだ一口も食べてないでしょう!」と声を上げました。

肉じゃがを口にした義母は「おいしいじゃない。味もしっかりしてるわよ」と絶賛。さらに「私の料理が最高? 昔から私の料理にもマヨネーズをかけていたでしょう!」と指摘したのです。

「濃い味が好きなんだよ!」と反論する夫に、義母は「好みは自由。でも作った人を下手だと決めつけるのは失礼よ!」と一喝。夫は真っ赤になって黙り込みました。

夫が料理を担当した結果

義母は続けて「自分好みの味がいいなら、明日から自分で作りなさい」と告げました。私も「そうしてもらえると助かります」と即答。夫が「毎日は無理だよ!」と慌てると、義母は「玲奈さんだって働いているのよ」と切り返しました。

結局、夫は週3回の夕食作りを担当することに。初めて作った野菜炒めは塩辛く、自分でも食べられないほどでした。そこで私が「マヨネーズをかけたらおいしくなるんじゃない?」と尋ねると、夫は「……今までごめん」と小さな声で謝りました。それ以来、食べる前に調味料をかけることはなくなりました。

味の好みが違うことと、相手の料理をけなすことは別問題です。義母の一喝と私の反撃によって、夫もようやく料理を作る大変さに気づいたようです。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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