夫の「必要経費」
私はパート勤務で、夫は正社員。2人の収入を合わせても毎月の家計はギリギリで、私は自分の服や化粧品を買うのも後回しにして、少しずつ節約を続けていました。
それにもかかわらず、夫は週に2〜3回も飲み会へ出かけていきます。お金のことを口にしても「付き合いだから必要経費」と言うばかりで、まったく取り合ってくれなかったのです。
美容院代と夫の一言
そんな状況では、自分の美容院代を出すのさえためらってしまいます。予約を迷っている私を見て、夫は笑いながら「そんなにお金出したくないなら、自分で切れば?」と言ったのです。
怒りが頂点に達した私は、口で言い返しても「必要経費」で片付けられるだけだと考え、家計簿アプリに夫のカード情報も入れる設定にしました。すると翌月の支出のグラフでは「交際費(夫)」が家賃に次ぐ2位になり、家族3人の食費まで上回っていたのです。
娘の率直なツッコミ
その画面を横からのぞき込んだ小学4年生の娘が「パパのグラフ、めっちゃデカいね。ママの美容院代どこ?」と突っ込みます。言われて見直すと、私が自由に使えるお金の支出は、グラフの中で一番小さなものでした。節約のために、自分のことをずっと後回しにしてきた結果です。
さらに娘から「パパまじでケチだね」と言われてしまった夫。数字を突きつけられては「必要経費」と言い返すこともできず、ソファで小さくなっていたのです。
夫の思わぬ宣言
並んだグラフを前に、しばらく黙り込んでいた夫。やがて観念したように「……来月から月1にする」と宣言しました。
それ以来、あれほど多かった夫の飲み会は激減し、浮いたお金を食費や貯金に回せるようになっています。娘の「ケチ」の一言が、夫にお金の使い方を見直すきっかけを与えてくれたのです。今では私も気兼ねなく美容院の予約を入れられるようになりました。
【体験者:30代・パート勤務、回答時期:2026年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

