子どもの発表会でヘアメイクさんに依頼
私の娘はダンスを習っています。毎年発表会があり、保護者がお金を出し合ってプロにヘアメイクをお願いしていました。あるレッスンの帰り、保護者で集まって今年もヘアメイクさんに依頼したことを話していると、保護者の一人、亜紀子さん(仮名)が、「発表会が終わった後、保護者も一緒に写真撮影あるよね。私も髪の毛ついでにやってもらえないかな〜」と言い出しました。
周囲のママたちは、「いや〜、子どもたち用ってことで、破格で受けてもらってるからね……」と苦笑い。誰もが話はそこで終わったと思っていました。
ママ友の驚く行動
ところが発表会当日。ヘアメイクさんが慌ただしく子どもたちのセットをしている中、ふと見ると、なんと亜紀子さんがヘアメイクさんに髪を巻いてもらっていたのです。
亜紀子さんが「ささっとハーフアップとかできます?」と頼むと、ヘアメイクさんは苦笑いしながら「大人の方は子どもさんたちと別に〇〇円かかりますけど……」と言いづらそうに説明。それでも「あ、大丈夫! ついででいいんで!」と軽く受け流していました。
その後、発表会中も、「見て! さすがプロよね〜」と、悪びれる様子もなく満足げ。私は「本当にやってもらったんだ……」と呆れてしまいました。
請求書を確認すると……
ところが後日、保護者の会計担当者がヘアメイクさんから届いた請求書を確認すると、やはり事前に確認されたように、子どもたちのヘアメイク代とは別に、大人1人分の料金が追加されていたのです。
次のレッスンでそのことを亜紀子さんに伝えると、「えっ……本当にお金取るの? ついででいいって言ったのに……」と、なぜか不満そうな様子。
自分で払う羽目に
結局、その大人分のヘアメイク代は亜紀子さん本人が負担することになりました。亜紀子さんはブツブツ文句を言っていましたが、周りのママたちはみんな、「自分で払うのが当然でしょ……」と思っていたはずです。
「ついでだから」と軽い気持ちだったのかもしれませんが、プロにタダでやってもらおうとはさすがに図々しいのでは……と感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

