「できることはしてる」遠方に住む私の思い
母の認知症が進み、近所に住んでいる姉が病院への付き添いや買い物などを担当することに。
遠方に住む私は、母の介護費用の一部を負担しながら「私もできることはしてるから」と思っていました。
姉妹の介護バトルが勃発
ところが姉から「病院も買い物も私、電話も私、なんで私ばっかり!」と不満が爆発。私も負けじと「こっちだって毎月お金出してるんだけど!」と言い返し、姉妹の間で「介護負担バトル」が始まったのです。
姉妹で介護の分担を見える化
姉から「じゃあ、今週の病院お願いね」と言われ、私が「遠いから無理!」と答えると、今度は姉が「ほら、結局私じゃん!」とヒートアップ。
そこで私たちは、勢いのままケンカするのをやめて、介護費用だけでなく、通院や買い物、施設との連絡など、誰が何を担当しているのかを書き出してみました。
一覧にしてみると、姉は日々の細かな対応を、私は金銭面を多く負担していることが分かり、「お互い、それなりに頑張ってたんだね」と少し冷静に。
姉妹で支え合う介護へ。「私ばっかり」を解消
その後は私が電話や施設との連絡を担当するなど、「近くにいる人だけが全部やる」状態を見直し、姉妹で役割を分担することになりました。
介護の負担は「お金を出している」「実際に動いている」と主張して比べるのではなく、お互いの負担を見える形にして分担することが大切だと感じたのでした。
【体験者:50代・パート勤務、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:中條みき
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。

