夫婦で家事を分担
共働きのわが家では、夫婦で家事を分担しています。ただ、洗濯や料理といった大きなものだけでなく、日々の細かな家事まで含めると、実際には私が担っていることのほうが多かったのです。
夫がゲームをしている横で、私が洗濯物を畳んだり、部屋を片付けたりすることも珍しくありません。それでも、私はお互いができるときにやればいいと思い、特に何も言わずに過ごしていました。
食器を洗う夫がまさかのひと言
ある日の夕食後のことです。夫が「今日、食器洗おうか?」と言ってくれたので、私は素直に「じゃあお願い〜」と甘えることに。その間、私はソファに座ってひと息つき、なんとなくスマホを眺めていました。
すると……食器を洗っていた夫がこちらを見て、「俺が家事してるのに、自分はスマホなんだ(笑)」と嫌味っぽいひと言。その瞬間、私の中で何かがプツンと切れました。
妻からの提案に夫は
私は思わず強く言い返しそうになりました。しかし、そこでふと思いついたことが。あえてにっこりと笑って、「じゃあこれから『ふたりで家事タイム』にしようか!」と提案したのです。
夫が「どういうこと?」と言いたげな顔をするなか、私は「どっちかが家事してる間は、もうひとりもスマホもゲームも禁止ね」と説明。さらに「必ず一緒に何か家事をするってことで!」と続けました。そんなことを言われるとは予想していなかった夫は、「えっ?」と固まってしまいました。
夫の答えは……?
さらに私は、「もちろん私が料理や洗濯してるときもね。あなた、ゲームできなくなるけど大丈夫?」と念押しします。
そこでようやく、普段自分が自由に過ごしている時間にも私が家事をしていたことに気づいたのでしょう。夫は「……それは困る」と苦笑い。「じゃあ今私が休んでても文句なしね?」と改めて聞くと、「はい……すみませんでした」と降参しました。
夫婦で分担していても、どちらか一方が休んでいる瞬間はもちろんあるものです。お互いに家事を担っているからこそ、気兼ねなくひと息つける時間も大切にしたいと、夫婦で改めて考えた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

