ワンオペ頑張ったら、今から自由時間!?
我が家は共働きで、3人の子どもがいます。ある日の夜、私は仕事のリモート会議が入っていたため、「夕食、子どもたちに食べさせておいてくれる?」と夫にお願いして、仕事部屋に行きました。30分ほどしてリビングに戻ると、ちょうど子どもたちが夕食を終えた様子。
「ありがとう、助かった」と声をかけると、夫は大きくため息をついて、「あ~疲れた。今日はワンオペで頑張ったから、これから俺の自由時間ね」と言い残し、自分の部屋に行ってしまいました。
妻にご褒美はないのに……
確かに夕食の時間、子どもを見てくれたことには感謝しています。でも、夫の言葉にはモヤモヤしてしまいました。
私だって普段、夫がスマホを見ている横で、ほぼ1人で子どもたちの食事やお風呂、寝かしつけなどをしています。でも私には当然ご褒美などありません。
夫への反撃
数日後、夫は仕事の飲み会があり、その夜は私が子どもたちを一人で見ることになりました。寝かしつけまで終えたところで、夫が帰宅。私はふと先日のことを思い出し、夫に言いました。「明日の夜は、私も出かけるね。子どもたちよろしく」すると夫はキョトンとして、「え? 何で? 」と聞いてきました。
「この前、夕食をお願いしたら、『ワンオペで頑張ったから、これから俺の自由時間』って言ってたじゃん」そう言うと、夫は少し考えてから、「いや、あれは夕食を見てた分……」と言いかけました。
私がさらに「うん、私も子どもたちの夕食とお風呂、寝かしつけまでしたよ?」と言うと、夫はそこで黙り込みました。
家族はチームのようなもの
「あなたが1人で子どもを見たら『自由時間』っていうご褒美がもらえるのに、私が1人で子どもを見るのは当たり前なの? それっておかしくない?」しばらく黙っていた夫は、ようやく「……確かに。ごめん」と謝ってきました。
それ以来、何か家事や育児をしたからといって「ご褒美」という考え方をしなくなった夫。家族は1つのチームのようなものとよく言われます。何かを「やってあげた」ではなく、相手のことを思って助ける姿勢が大切なのだと感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

