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立場を利用してセクハラを繰り返す客。それが相手ではなく“お客様”や“患者”となると、強く注意することさえ難しくなります。距離を置こうとしても、図々しく近づいてくる厄介な存在を改心させた方法とは……? 今回は私のお客様が体験したエピソードをご紹介します。

止まないセクハラ

私が勤務する接骨院には、女性スタッフにセクハラ行為を繰り返す70代の男性患者Aがいました。施術中にさりげなくお尻へ触れてきたり、上半身を起こすタイミングを狙って胸へ手を伸ばそうとしたり。さらにはキスをしようと顔を近づけてくることもありました。

言葉のセクハラも絶えません。「仕事中ってスポブラ?」「今日メイク濃いね、デート?」「彼氏とどこで会うの? 家? 家ってことはさ……」と、聞きたくもない言葉を並べてくるのです。

院長の対応

私の勤務先は院長以外ほぼ女性スタッフ。Aは院長や男性スタッフの前では何もしません。女性スタッフ達が院長へ相談すると、院長はAに直接「やめてください」と注意してくれました。しかし効果は長続きせず、しばらくするとまた同じ行為を繰り返します。

院内に「セクハラ行為は犯罪です」という旨のポスターを掲示しても効果はゼロ。スタッフ全員が困り果てていたある日、いつものようにAが来院しました。ところが、その日は妙に静かで、言葉も動きもほとんどなく、ずっとうつむいているだけなのです。

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