お盆休みは祝日ではないですが、休業するお店も多いですよね。しかし休業日を事前に告知していても、確認不足のお客さんなどから、通常とは異なるクレームが寄せられるのも多いのです。今回は友人の薬剤師の雅子さん(仮名)が勤務する薬局で起こった、医療現場ならではのクレームのエピソードをご紹介します。
焦った様子で来局
私が勤務する薬局は毎年、お盆期間も休まず営業しています。しかし周辺の病院が休業するため、患者はほとんど来ない状態でした。
しかしある8月半ばの日、かかりつけの患者さん(男性・70代)が焦った様子で入ってきました。「薬が今日の分までしかないのに、いつも行っている病院が閉まっていて受診できない。薬を出してくれないか」とまくしたてるように訴えてきます。
薬は渡せない
そして患者さんは「だいたい病院が1週間もお盆休みを取るなんて、おかしいよな。急病になる人がいるかもしれないのに。明日以降にわたしが薬を飲めなくて体調が悪くなったら、医者や薬剤師は責任を取れるのか」と言います。
私が困っていると、薬局の裏から薬局長が出てきて「お困りなのはわかりました。しかし、処方箋なしに処方薬をお渡しすることは法律違反になるためできません」と伝えてくれました。
