子ども中心の夕飯事情
結婚したばかりの頃、私の作るご飯を毎回「美味しい」と食べてくれていた敦くん。献立を考えるのも楽しく「また作って」と言われるたびに、次は何を作ろうかと考える時間も楽しみでした。
ところが子どもが生まれると食卓の内容も少しずつ変わっていきました。味付けは薄めになり、野菜を増やし、子どもが食べやすいメニューを優先する毎日。それでも私は「今はこういう時期なのだから仕方ない」と思いながら台所に立っていたのです。
夕飯後のカップ麺習慣
ちょうどその頃から、夫は夕食後にカップ麺を食べるようになりました。最初は「今日は仕事でお腹が空いたのかな」くらいに思っていたのですが、その回数はどんどん増えていったのです。
ある日、思い切って「なんで夕飯を作ってるのに、カップ麺を食べるの?」と聞くと「今日の夕飯だけじゃ足りない」と言われてしまいました。また別の日には「今日のメニューは好きじゃない」と言って、食事中にカップ麺を食べることもあり、私の心は日に日に沈んでいきました。
ショックを受けた健診結果
半年ほど経った頃、夫が健康診断の結果を持ち帰ってきました。なんと体重が1年で7キロ増加。さらに他の数値にも変化が出ていたようで、かなりショックを受けている様子でした。
「足りない」「好きじゃない」と言いながら続けていた食生活の影響が、そのまま数字に出てしまったようです。私はただただ心配しながら、どう声を掛ければいいかわからないまま、その日は黙って隣に座っていました。
食事を見直した後の変化
その日から、夫はほとんどカップ麺を食べなくなりました。そして、野菜中心のおかずをおかわりするようにまでなったのです。「子どもたちが食べてるご飯のほうが、栄養バランスいいのかもな」と、私が家族のためを思って作っているということにも、気づいてくれたようでした。
その後、半年ほどで体型も元に戻り、夕飯に文句を言うこともなくなりました。夫自身が健康的な身体に戻ってくれたことも嬉しかったのですが、何より「今日のご飯、美味しいね」と結婚当初のように自然に言ってくれるようになったことが、私にとって1番嬉しい変化でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

