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私の知人・詩織さん(仮名)は、息子の誕生日に両家からプレゼントをもらい、ありがたく思っていました。ところが、派手なプレゼントをくれた義母に「向こうのおばあちゃんからはこれだけ?」と比較され……不穏な空気になりかけたそのとき、サラッと状況を変えてくれたのは……?

両家から届く誕生日プレゼント

私には5歳の息子がいます。誕生日などの節目には、両家からプレゼントをもらうのが恒例で、いつもありがたく思っていました。義実家からは、義母がサプライズでプレゼントを送ってきてくれます。ジャングルジムやボールプールなど、昔からインパクトのある大きめのものが多い印象でした。

一方、私の両親は「なにが欲しいかな?」と事前に聞いてくれて、そのとき息子がハマっているものを贈ってくれるスタイルです。最近は、ミニカーや電車のおもちゃなど、本人が夢中になっているものが中心でした。

義母から予想外のひと言

ある日、義母がわが家に遊びに来たときのことです。何気ない様子で、「向こうのおばあちゃんたちからのプレゼントはなんだったの〜?」と息子に聞いていました。息子は嬉しそうに「このミニカーだよ!」と見せます。

すると義母が、「あら、そんなに小さいの……?」「これだけ?」とぽつり。その場に少し気まずい空気が流れました。たしかに、義母からのプレゼントのような派手さはありません。でも、息子は毎日遊ぶくらい気に入っていたのです。私はどう返せば角が立たないのか分からず、言葉に詰まってしまいました。

夫がサラッと変えた空気

そんなとき、横にいた夫が明るく笑いながらこう言いました。「小さいとずっと飾れるし、持ち歩けるしいいよな〜!」さらに、「全部大きいプレゼントだったら家潰れるわ(笑)」と続けます。

それを聞いた義母は少し気まずそうに「あ、まぁ……いろいろよね」と苦笑いしていました。張りつめかけていた空気がふっとゆるみ、そのまま自然にプレゼントの話題も流れていきます。

あのとき助けられたこと

あとから思い返してみると、夫はきっと深い意味があって言ったわけではないのだと思います。いつもの調子で、サラッと口にしただけでした。それでも、義実家と実家の間で微妙な空気になりかけていた場面を、結果的に夫のひと言が救ってくれました。

私はそのとき、(あの人って、こういう空気を変えるのうまいんだよなぁ……)と、少し感心したのを覚えています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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