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連休を使って、家族で人気のテーマパークに出かけた私の友人・佳奈さん(仮名)。予想通り混雑しており、列に並んでいると、疲れた夫が「来なきゃよかった」と不満をぶつぶつ……。空気が悪くなりかけたそのとき、状況を変えてくれたのは、娘の思わぬ一言でした。

連休で訪れたテーマパーク

私はゴールデンウィークに、家族で大人気のテーマパークへ行くことにしました。混雑するのは分かっていましたが、大型連休でないとなかなか行けない場所でもあります。家族みんな、覚悟の上での外出でした。

当日、現地に着くとやはり大混雑。アトラクションはどこも長蛇の列です。ポップコーンや軽食を買うにも、そのたびに並ばなければならず、思っていた以上に時間がかかりました。暑さも重なり、少しずつ体力も削られていきます。

止まらない夫の不満

そんな中で、一番不機嫌になっていたのは子どもではなく、なんと夫でした。列に並びながら、ぼそぼそと不満を口にします。「やっぱ連休は家にいるべきだったんだよ」「来なきゃよかった……暑いし疲れるわ」同じような言葉を何度も繰り返していました。

もちろん私も疲れていないわけではありません。ただ、それをそのまま言葉にされると、せっかくの時間なのに空気がどんどん重くなっていきます。

(わざわざ言わなくてもいいのに……)と思いながらも、子どもの前で言い返して雰囲気を悪くしたくなくて、ぐっと堪えていました。

無邪気な娘の一言

そのときです。隣で様子を見ていた4歳の娘が、突然言いました。「も〜! パパが来たいって言ったんでしょ〜っ!?」周りにも聞こえるくらい、はっきりと響く声。

その場の空気が止まったあと、クスクスと笑い声が広がりました。「かわいい〜」「パパ注意されちゃってる(笑)」と、あちこちから聞こえてきます。

夫は顔を赤くして、さっきまでの文句はぴたりと止まりました。「ごめんごめん……」と娘に言ったきり、気まずそうに口をつぐんでそのまま列に並び続けていました。

おかげで平和な雰囲気に

その様子を見て、私は思わず笑ってしまいました。重くなりかけていた空気が、ふっと軽くなった瞬間です。それ以降、夫が同じようなことを口にすることはなくなり、そのまま家族で一日を楽しむことができました。

娘の思いがけない一言が、家族の空気を整えてくれた出来事でした。今でも、ときどきみんなでその話をしては笑っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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