「手伝うよ!」上司の前だけでアピールする先輩
私の職場の先輩(30代女性)は、とにかく「やってる感アピール」の達人でした。上司が近くを通る時だけ、私に向かって「〇〇さん、大変そう! 私手伝うよ!」と大きな声でアピールするのですが、実際は自分のネイルを眺めているだけで、実務は一切手伝ってくれません。
私は毎日、そんな先輩の態度にモヤモヤしながら仕事をしていました。
徹夜の企画書を「私たち」の手柄に
ある日、私が一人で徹夜ギリギリまで粘り、なんとか大型コンペの企画書を完成させた時のことです。提出のために課長(40代男性)の席へ持っていくと、先輩がサッと横からすり寄ってきました。
そして課長の前で「課長! 私たち、昨日遅くまでかかってやっと完成させました〜!」と、まるで自分が半分以上やったかのように、堂々と手柄を横取りしてきたのです。
課長の鋭いツッコミにフリーズする先輩
あまりの厚かましさに私が反論できず黙っていると、課長は企画書をパラパラとめくり、先輩に向かってこう言いました。「ここ、すごく良いデータだね。この数値の根拠って、どこの資料から引用したの?」
突然の少し突っ込んだ質問。もちろん全く手伝っていない先輩は、答えられるはずがありません。「えっ……あ、それは……その……」と激しく目が泳ぎ、完全にフリーズしてしまいました。
すべてお見通しの課長にスカッと!
沈黙する先輩に対し、課長は冷たい声で言い放ちました。「君、中身を全く見てないね。口先だけで後輩の手柄を取るのはやめなさい」
実は課長は、先輩が普段何もしないこと、そして私が一人で残業して頑張っていたことを、すべてお見通しだったのです。浅はかな嘘がバレた先輩は、顔を真っ赤にして縮み上がり、逃げるように自席に戻っていきました。
その後、課長から「一人でよくここまで仕上げたね」と労いの言葉をもらい、私のこれまでの苦労が一気に報われて、最高にスカッとした瞬間でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。

