週末のランチタイム、大忙しの店内
私(20代女性)が、地元の人気カフェでアルバイトをしていた時のことです。その日は週末のランチタイムということもあり、店内は満席状態で、スタッフ全員が休む間もなく忙しく動き回っていました。
私もホールとレジの対応に追われ、次々と来店されるお客様のご案内やオーダー取りに必死に対応していました。
「早く出せ!」突然怒鳴り込んできた客
そんな慌ただしい最中、突然1人の客(50代男性)がレジにツカツカと歩み寄ってきました。そして、店内中に響き渡るような大声で「テイクアウト予約してたのに、もう30分も待ってるぞ! どうなってんだ!」と突然怒鳴り散らしてきたのです。
私が驚きつつも「申し訳ございません、ご予約のお名前は……」と確認しようとしても、男性は聞く耳を持たず「早く出せ! こっちは急いでるんだ!」と威圧的に怒鳴るばかり。
周囲のお客様も驚いてこちらを見ており、私は恐怖で手が震えていました。
店長が登場、冷静に突きつけた「衝撃の事実」
その騒ぎを聞きつけ、奥の厨房から店長(40代男性)が急いで出てきてくれました。店長は怯える私をかばうように前に立ち、男性をなだめながらなんとか名前を聞き出し、タブレットで予約票を確認しました。そして、表情一つ変えず、極めて冷静で丁寧な声でこう言い放ったのです。
「お客様、ご注文いただいたお弁当ですが、ご指定のお時間は『明日の12時』となっております。ご自身でWEB予約された画面を、今一度ご確認いただけますか?」
顔を真っ赤にして逃げ帰るクレーマー
「えっ……?」と固まった男性が慌てて自分のスマホを取り出し画面を確認すると、見事に予約日を「1日」勘違いしていました。
完全に自分のミスで大騒ぎし、店員を怒鳴りつけていたという事実が周囲の客にもバレてしまい、店内には失笑が漏れました。男性は顔を真っ赤にして「あっ、あぁ……」とだけ呟き、逃げるように足早に退店していきました。
店長の冷静かつ完璧な撃退のおかげで、最高のスカッと感を味わうことができました。
【体験者:20代・女子大学生、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。

