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米不足で備蓄米が話題になっていた頃の、私の実体験です。夫と夫の同僚・田中くん(仮名)は、食べたこともないのに「まずいに決まってる」と否定的な発言ばかり。しかし数分後、2人は言葉を失うことになります。

何気ない食卓の会話

あれは、米不足の影響で備蓄米がスーパーに並び始めた頃のことです。その日は、自宅に夫とその同僚・田中くん夫婦(仮名)を招いて食事をしていました。そんな中、ふと備蓄米の話題に。

「最近よく見かけるけど、実際どうなんだろうね」と、最初は軽い雑談のような空気でした。ところが、その何気ない会話は、思わぬ方向へと進んでいったのです。

「絶対まずい」夫たちの強い否定

備蓄米の話は、気づけば一方的な否定へと変わっていました。「たかが数千円の差で、まずい米なんて食べたくない」「せめて毎日の白ごはんはおいしいものがいい」と、備蓄米をまずいものと決めつけて話す2人。

私は「工夫すればおいしく食べられるみたいよ」と軽くフォローしましたが、夫は間髪入れずにこう言い放ちました。「いや、絶対まずいって。俺、米にはうるさいからわかる」その言葉に、ついに私のプライドに火がつきました。

静かに放った、私の一言

私は静かに箸を置き、笑顔でこう言いました。「うち、先月からずっと備蓄米だよ」その一言で、場の空気が一瞬で凍りつきました。「おいしいって言って、おかわりしてたよね?」思わずそう続ける私。

無言でうつむく夫と焦る田中くんを横目に、奥さんも静かに口を開きます。「ちなみに、うちもだよ。家計のために探して、少しでもおいしく食べられるように工夫してるのよ」私たちの言葉に、2人の表情はみるみる青ざめていきました。

思い込みが変えた夫の言葉

しばらくの沈黙のあと、夫が「すみません」と小さくつぶやきました。それからというもの、夫は食事に対してあれこれ言うことはなくなりました。むしろ「おいしかった、ごちそうさま」と、毎回きちんと言葉にしてくれるようになったのです。

きっとあの日、私たちが日々家族のために工夫していることの重みが、少しは伝わったのだと思います。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Yuina.T
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

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