重なるプチトラブル
「……嘘でしょ?!」セットしたはずの目覚ましが鳴らず、大事な会社のイベントに遅刻しかけるトラブルから始まり、入念に作った資料を保存する直前、パソコンが落ちてデータが消滅……。
さらには、駅の階段で足を踏み外しそうになり、たまたま隣にいた友人に支えられてヒヤッとしたことも。どれも「たまたま」と言えばそれまでのこと。でも、なぜか小さなトラブルが重なっていく……。
「最近、ついてないのかも」そんな不安を抱えたまま、私は以前から予定していた女子旅へと出かけました。
占い師のひとこと
旅先で訪れたのは、「よく当たる」と評判の占い師さん。目的は恋愛相談!「彼のことを相談しよう」と思っていたら――占い師さんが私の指先をじっと見つめ、こう切り出したのです。
「相談の前に、ひとつだけいいかしら? その指輪ね……前の持ち主の念が少し強いみたい」続けて、「あんまりいい影響を与えないだろうから、処分したほうがいいかも」と。
予期せぬ忠告を受けた瞬間、私の脳裏にはこの指輪を手に入れてからのプチトラブルが鮮明に蘇ってきました。
掘り起こされた記憶
実は、私はもともとフリマアプリでは本をメインによく購入していました。あの日も、いつものように本を探して画面をスクロールしていると、たまたまビンテージ風の指輪に目が止まりました。
なぜか無性にどうしてもその指輪が欲しくてたまらなくり、手頃な値段だったこともあって、ポチッと即決購入したのです。……思い返せば、あの奇妙なプチトラブルに巻き込まれ始めたのは、まさにそれ以来のことでした。
手放して気づいたこと
占い師さんの言葉に背中を押され、私は迷いながらもその指輪を手放すことにしました。気に入っていたからこそ、少し名残惜しさもありましたが……。
すると、不思議なことに―― あれだけ続いていたプチトラブルがすっと落ち着いていったのです! それ以来、フリマアプリで買い物をするときは、少しだけ慎重に選ぶようになりました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

