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私の知人・愛佳さん(仮名)は、『娘の写真をSNSに投稿しない』と夫婦で決めています。ある日、友人と子連れで遊んだ際に「写真を載せていい?」と聞かれたそうです。事情を説明すると、「娘ちゃんのこと、可愛くないの?」と予想だにしなかった一言。その友人の言葉の意味とは……?

娘の写真とSNS

私には1歳の娘がいます。娘との日常は写真を撮って記録していますが、夫と話し合い『SNSには載せない』と決めています。防犯のこともありますし、顔や成長の記録は、身近な家族と共有できれば十分だと思っているからです。

ある日、高校時代からの友人・美由ちゃん(仮名)と、子ども連れで会いました。彼女にも同じく1歳の息子がいます。ランチを終えたあと、公園で子どもたちを遊ばせながら写真を撮っていました。そのとき、美由ちゃんが「この写真、インスタに載せていい?」と聞いてきたのです。

友人からの思いがけない一言

私は少し迷いながら、「ごめんね。うちは写真SNSに載せないことにしてて……」と説明しました。すると美由ちゃんは、少し驚いた顔で言いました。「え〜、なんで?」「娘ちゃんのこと、可愛いって思ってないの?」

私は思わずキョトンとしてしまいました。どういう意味なのか聞くと、美由ちゃんは「普通、可愛かったらみんなに見せたくならない?」と言います。悪意はないのだと思います。でも、可愛いと思っているかどうかとSNSに載せるかどうかは、私の中ではまったく別の話でした。

彼女の要求と私の戸惑い

さらに彼女は、「まぁ愛佳の子載せちゃダメなのはわかったけど、うちの子の写真だけでも載せてほしいな!」と続けます。私は戸惑い言葉に詰まりましたが、「ごめんね。今日はみんなで撮った写真はこの場だけにしよう」と伝えました。

美由ちゃんは少し不満そうにしながらも、「そっか」とスマホをしまいました。大きなケンカになったわけではありません。でもその日以来、私は写真を撮るとき、自然と一歩引くようになりました。

公開する範囲は人それぞれ

彼女との関係は、今も続いています。ただ、子どもに関わることだけは、曖昧にせず自分の基準をきちんと伝えようと思うようになりました。

わが子を可愛いと思う気持ちは同じでも、どこまで公開するかは人それぞれです。その違いを前提に付き合うことが、思っていた以上に大切なのだと感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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