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お正月の義実家への訪問は一大イベント。勝手も様子も分からない初参加であれば、なおさら緊張は倍増します。新婚当初のお正月、私は「ある大失敗」をしてしまい、元旦から赤っ恥をかくこととなりました……。

嫁として何をすべき?

結婚して初めて迎えるお正月。元旦の夜は義実家宅でお祝い & 食事会が開かれることになっていました。「嫁として、何か用意や手伝いをしたほうがいいのかも」と感じ、義母に電話で相談してみましたが「気にしないで! 顔を見せてくれるだけで十分だから、手ぶらで来てね」の一点張り。

結局、これといった用意はせず

夫に相談するも「母さんがそう言ってるんなら、何もいらないんじゃない?」という返事。不安に思いつつ「そういうものなのか」と自分に言い聞かせ、市販のビール6本パックを2セット用意して当日を迎えました。

元旦の夜、義実家宅には約束の時間より少し前に到着。そしてキッチンに広げられた料理たちを見た瞬間、思わず固まってしまいました。

嫁の立場なし

この家には、お嫁さんが私を含めて3人。ほかの2人はお煮しめやら黒豆やら、きっちり手作りの差し入れをこしらえて持参していました。しかも、お年賀まで用意済み。

申し訳程度のお酒しか持ってきていない、ほぼ手ぶらの私。義母に向ける顔がありません。義母は「私が『手ぶらで来て』って言ったんだから気にしないで」とフォローしてくれました。

しかし、机いっぱいに並べられたごちそうの前で、ものすごく肩身が狭かったです……。「同じ立場の、2人の義理の姉妹たちに聞くべきだった」と、激しく後悔することとなりました。

同じ失敗は繰り返さない

翌年以降はお年賀と、何かごちそう感のある手作り料理を持っていくようになりました。他の人とかぶらないよう、事前に義母 & 義理の姉妹たちに報告・連絡・相談することも欠かしません。

「言葉を額面通りに受け取ってはいけない」そして「夫の言葉は参考程度に、自分でよく考える」。これが、私が新婚時代に身をもって学んだ、嫁としての大切な教訓です。

【体験者:20代・主婦、回答時期:2018年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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