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ワーママの朝は、1分1秒を争うタイムアタックレース。自分の身支度だけならまだしも、子育て中だと思うようにはいきません。小学生と保育園児の我が子を送り出す朝は、毎日がサバイバル。そんな私の体験談を紹介します。

起きた瞬間からフルスロットル

春、長男が小学校に入学し、新しい生活がスタートしました。持ち物チェック・毎日の宿題・プリントの整理など。入学当初は、親も手探りでサポートをします。

そこに次男の保育園準備と私の出勤準備も重なって、とにかく毎日てんやわんや。脳みそは朝からフル回転な日々でした。夫は夜明け前に出勤するため、頼れる大人は己のみ。

決意むなしく、大寝坊

「明日こそは、スムーズに朝の支度を済ませよう!」そう決意した翌朝、私は盛大に寝坊をしてしまいました。目覚ましを止めた記憶はあるのに、気付いたら、なんと出発時間の20分前。

「起きて―!!」と子どもたちをたたき起こし、戦場と化す我が家。必死の思いで子どもと自分の身支度を整え、朝ごはんを流し込むように済ませます。「とにかく全員出発時間に家から出る」ことを目標に、力を尽くしました。

寝坊を巻き返せた! と思ったら

長男を学校に送り出し、次男を保育園まで送迎し、私は職場に全力疾走! なんとか遅刻ギリギリで滑り込み「やりきった……!」と清々しい気分でいたのもつかの間、右手に持っていたものを見て凍り付きました。

こんなはずじゃなかった

私が持っていたのは、次男の黄色い通園カバン。あまりに必死で、お互いのカバンを取り違えていたのです。……ということは今頃、次男が私の通勤カバンを持っているはず。財布・スマホ・ポーチなど、保育園児には不要すぎるラインナップ。完全にやらかしていました。

上司に事情を話し、急いで保育園にとんぼ返り。園の先生に謝ります。息子とカバンを交換しながら「ママ、ちょっとおちついて」となだめられ、返す言葉がありません……。

母はアテにならないと悟った子どもたち

この出来事以来、子どもたちの提案で「自分のカバンチェック」が朝のルールに仲間入り。子どもの自立を促すきっかけになったと信じたい……そんな私のやらかし事件でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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