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これは、金融機関で働く私の体験談です。職場の同僚Aさんから「旦那に渡すネクタイを一緒に選んでほしい」と頼まれたことがあります。しかし、これをきっかけに私は思いもよらない不倫騒動に巻き込まれることになりました。

何気ないプレゼント選びの依頼

ある日、職場の同僚Aさんから「旦那に渡すネクタイを一緒に選んでほしい」と声をかけられました。Aさんの旦那さんも同じ会社に勤めていたため、頼まれるのも自然なことだと感じ、気軽に了承しました。休日にAさんと一緒にお店をまわり、「この色が似合いそう」「この柄は落ち着いていていいね」と会話が弾みました。最終的に一本を選んでラッピングまで済ませ、「いい買い物ができたね」と笑い合いながら帰宅。とっても楽しい時間でした。

突然かかってきた一本の電話

ところが翌日、帰宅した私の携帯にAさんの旦那さんから突然電話がかかってきました。普段は直接やり取りをすることのない相手だったので驚きましたが、さらに衝撃だったのはその口調です。「昨日Aと一緒にいた? 二人で?」と疑うような声で問い詰められたのです。私は混乱しながらも「一緒にネクタイを買いに行っただけです」と答えるしかなく、普段の穏やかな声色とは違う険しいトーンに不安を覚えました。

同僚Aさんから明かされた真実

すぐにAさんに「旦那さんから電話があったんだけど?」と確認すると、そこで信じられない事実を打ち明けられました。あのネクタイはAさんの旦那さんへのプレゼントではなく、実は不倫相手のBさんに渡すものだったというのです。しかも、私と買い物をしたあとでBさんに会っていたにもかかわらず、旦那さんから問い詰められた際には「昨日は一日中、私と一緒にいた」と説明していたことも判明しました。私は事情をまったく知らされないまま、不倫の“アリバイ要員”として利用されていたのです。

衝撃はそれだけでは終わりませんでした。不倫相手のBさんの名前を聞いた瞬間、さらに言葉を失いました。Bさんも同じ会社に勤めており、しかも奥さんと子どもがいる家庭持ちの人だったのです。知らなかったとはいえ、私は結果的にその裏切りを隠す片棒を担いでしまったことになり、罪悪感と怒りで胸がいっぱいになりました。

信頼が崩れた瞬間

その瞬間、同僚に対する信頼は完全に崩れ落ちました。事情を知らなかったとはいえ、自分が裏切られ、利用されていたという事実に強い怒りとショックを覚えました。幸い大きなトラブルには発展しなかったものの、夫婦の間では当然修羅場があったようで、しばらくは職場全体に気まずい空気が流れました。最終的に二人は離婚には至りませんでしたが、私の気持ちはもう戻りません。以前のように気軽に会話をすることはなくなり、自然と距離を置くようになりました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。

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