昔からの幼馴染が実は双子!? 幼馴染が先生として働く保育園に通う娘から聞いた、初めて知る情報に大混乱。今回は、私の友人が里帰り出産中に体験したという思ってもみなかったエピソードのご紹介です。
里帰り出産の始まり
第二子を妊娠中、私は里帰り出産のため、実家に帰ることにしました。長女はその間、実家近くの保育園に通うことに。
なんと娘の担任は私の幼馴染で、小さい頃からの付き合い。お互いの家族のこともよく知る信頼できる先生です。娘もすぐに懐いてくれ、毎日楽しく保育園に通っていました。
衝撃の事実
ある日の保育園の帰り道、娘の話にびっくり。
「先生はね、双子なんだよ!」
双子!? 幼馴染は確か一人っ子だったはず。私は「他の先生と間違えたのかな?」と聞きましたが、娘は頑として自分のクラスの先生(幼馴染)だと言い張ります。
もしかして、双子を妊娠中なのを勘違いしたとか……? そう思って実家の両親に聞いてみても、「妊娠なんて聞いてないよ。〇〇ちゃんは一人っ子じゃないの」と言われてしまいました。
幼馴染に直接聞こうにも、送り迎えの忙しい時間帯に聞けるわけもなく、わざわざ個人的に連絡するほどでもないかと、謎はそのままに私は出産を迎えました。
忘年会で解けた謎
無事に第二子を出産し、しばらく実家に滞在してから自宅に戻りました。
そしてしばらく経った年末、幼馴染たちと集まる機会があり、私は思い切って尋ねることにしました。
「〇〇、実は双子なんだっけ?」
すると、幼馴染は「違うよ~! 知ってるでしょう、うちの家族のこと」と笑いながら答えます。
先生界の護身術
娘が「先生は双子なんだよ」と言っていたことがどうしても気になって……と伝えると、幼馴染は理由を教えてくれました。
なんと、保育園では「双子の妹がいる」という“設定”にしているのだそう。プライベートで保護者に遭遇したり、見かけられたり、特に彼氏と一緒にいる時などに「それは双子の妹ですね」とかわすための設定だったのです。
実はこれ、先生の間ではよく使われる手法なのだそう。幼馴染も先輩に教えてもらった護身術だったのです。謎の裏には、先生たちの知恵と優しさが隠されていたのでした。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。